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行きどまり

今日は過去のお話。

つまりネタがない。



USAよりやってきたあいつ。

ボンネとかボニーとかひどい場合にはボンビルなんて言われ方も。

愛称が多いのもフラッグシップモデルだからでしょうか。

トリニティでエンジンから車体から、電気以外はフルO/Hした経験を生かすべく。

ついつい手を出してしまいました。


ブッシュとベアリング以外はすべてバラバラで。
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段ボールの中にすし詰め状態で無造作に送られてきた。

パーツリストをもとに仕分け作業に3日。

当時のノートを見ると。

欠品というか、おそらく長期バラバラ保管の為、紛失と見受けられる部品を書き出したリストがあった。

その他に、所見で要交換部品というリストもあった。

けっこうまめに作業内容や計測数値なども書いており、我ながら感心。

といってもはじめの3ヶ月だけでしたが…。

それ以降はすっかり白紙。


フレームはこんな感じだった。
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サイドスタンドを取り付けるところが無惨にも。

ここを直すべくも、フレーム単体ではスタンドの角度を出せないため。

まずは仮ローリングシャーシにする為に頑張った。

作業場所は実家の2階の倉庫。

万力と作業台を設置し、スポークを張る。
フロントフォークをO/H。
スイングアームもやっつけた。

こんなすがた。
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ハンドルは欠品のため転がっていたパイプを付けてみた。
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しかし凄まじい背景です。

ひと月の中断を経て。

写真が違うがエンジンもだいぶ進み。
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いよいよこの2階の倉庫で車体に載っけてしまうのか。

しかしこの後どうすんの。

ふだんのオートバイ置き場にはスペースないし。

完全に行き止まり。

そんなこんなで悩んでいると。

トリニティスクールの校長先生がこの惨状に呆れ。

『良かったら学校でやりませんか。今なら生徒さんも落ち着いているし、ここまで来たらそんなに時間かかんないでしょ。』

ってことでお言葉に甘え、いそいそと分解し引っ越し。

色々と僕の作業のずさんさを指摘され。

やり直した箇所は数知れず。

懸案の配線もこの通り。
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とっても勉強になりました。

あのまま家でやっていたらどんな仕上がりになっていたのか。

怖くなりますね。
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たくさんの方々にご協力頂き、完成しましたトラボンネ。
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ありがとうございました。

special thanks to:
trinity school(技術指導) 校長先生、根田講師、上原主任、荒木卒業生
travis cycles(部品供給) 栗崎代表
r-techengineering(内燃機加工) 楠原代表
scc ism(人格指導) jellyroll氏          …and more

  

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著者 北方 謙三
講談社文庫 

いわずと知れたハードボイルド小説。
これはちがうが、ゴロワーズが吸いたくなります。
jellyroll氏からその昔、たくさんたくさん借りました。
by trophy1959 | 2012-04-05 02:08 | book | Trackback | Comments(0)

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