逃亡
2013年 05月 13日
第3次宇宙大戦争がやってきました。
今年は伝説のトライアンフ、ドスケベGT500のエンジンに約2年振りに火が入るということもあり、ますます持って楽しみであります。
でもって恒例の前日整備に勤しむ仲間達。
ついにオイルプレイから解放される日が来たのでしょうか!?
ついにエンジンも完成し、微調整に励むのです。
バジャジで行くんじゃないのか?
そして…
オイル交換だけのはずだったのが…。
なんとぶっ壊してしまったドスケベGT500…。
やればやる程ドつぼにはまるドスケベGT500…。
最終的に、僕が家にあるパーツを提供し、NOTさんの的確なアドバイスに閃いたエノンとU原君が旋盤で足りない部品を削りだし、焼き入れを行う。
深夜2時すぎ…みんなの情熱により、完璧、そう、いままでないくらいに完璧に仕上がったドスケベGT500!
明日の宇宙大戦争ではその華麗な走りが見れるのですね!
ドロドロに疲れた僕たちは無言で帰宅し、明日というより今日に備えしばし仮眠を。
しれっと気がつかないうちに帰ってしまったノッポさんが一番正解でした。
そして数時間後。
残念な天気予報により、厳重な雨対策を行い。
カッパを着込み。
出発です。
走り出してから程なく降って来きた雨に悪態を垂れつつ、伝説のドスケベGT500が待つ草加まで快調に飛ばす。
待ち合わせ場所で待つ事10分。
やってきましたドスケベGT500。
ではなく…。
何事も無かったかのようにやって来たのはいつものXS650スペシャル…。
昨日の僕たちの苦労は一体…。
遅れてやってきたNOTセンパイ、登場した時のこの笑顔も一瞬にして凍りつき…。
『貴様!ドスケベGT500はどうした!敵前逃亡は許さんぞ!』と一喝。
『す、すみませんNOTパイセン…。フェ、フェンダーがないのであります!』
『パイセンとはなんだ!パイセンとは!フェンダーなんか無くても戦え!』
『はひ〜。しかし雨が…フェンダーがないと顔面にシャワー、顔シャであります!』
『顔シャが何だというのだ!顔シャが!貴様!昨日の我々の苦労を無にするのか!』
ふたりの『顔シャ顔シャ顔シャ顔シャ』という大声にひるんだ僕は、NOTセンパイを何とかなだめすかし友軍の待つ五霞へと舵を向ける事にしたのです。
道中、友軍機のキム兄、ヒラツカッチ、オーノ、オーバ号に遭遇し、時折激しく降る雨をかいくぐり無事に到着。
道の駅『ごか』には。
雨にも負けず、歴戦の車両がぞくぞくと集まってきました。
各個撃墜された車両もあったようですが…(ぐっ)…合掌…。
来年こそは(ぐっ)!!
その後、ナリさんの先導のもと各機編隊を組んでの雨中泥濘行軍。
燃料補給所では…。
ま、まさか!
被弾するもなんとか撃墜は免れたようです。
時折激しく黒煙を吹きあげ墜落寸前の隊長機を護衛しつつ、今宵の宴の買い出し地点になんとか到着。
存分に肉や酒を買い占め、更なる友軍機とも合流し、野営地に向け最後の編隊行動。
心配された隊長機も、野営地が近づくにつれ再び調子を取り戻し各機無事に到着す。
著者 吉村 昭
文春文庫
軍用飛行機をバラせ…その男の言葉に若い整備兵は青ざめた。昭和19年、戦況の悪化にともない、切迫した空気の張りつめる霞ヶ浦海軍航空隊で、過酷な日々を送る彼は、見知らぬ男の好意を受け入れたばかりに、飛行機を爆破して脱走するという運命を背負う。戦争にに圧しつぶされた人間の苦悩を描き切った傑作。
1年越しの思い敵わず…。呪いをはねのけ、来年こそ是非一緒に楽しみましょう!
たぶん来年の宇宙大戦争までバイクシートかぶりっぱなしだと思うので、気がつかないと思いますよ!
岡安さんが私のGT500を600万で買ってくれるみたいなのでそれを手元にスーパーリアルナックルを購入して江戸川旧車会に合流しようと思います。英国製オートバイに乗っている人達は性格が悪くて嫌いです。
思っていた通りの展開で…でも今回ばっかりはひょっとして!
ちょっと期待していたのですがね。うえはらくんこそ仕事後の強行軍おつかれ様でした!帰り道結構辛そうだったけど、DOS兄がお礼で豪邸をプレゼントしてくれるそうですよ!