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下天を謀る

ようやく身の回りが落ち着いてきたのでそろそろっと。

先ずは夏の思い出でも書き綴りとおもいましたが…これといった思い出が無い寂しい夏…。

それでもいろいろとほじくりだした結果がこちら。

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あの又吉先生の『火花』の冒頭もかざった熱海花火大会。
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背後にそびえる山々に花火の音が反響しずしんと腹に響く迫力の花火大会は今まで見た中でも屈指の大会となりました。
ビール片手に新幹線で行く旅も優雅でいいものですな。


そして夏と言えばお祭り。
町内ヒエラルキーの中で最下層に位置する僕は下準備に息つく間も無く駆り出される強化月間…。
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それでも精一杯輝いたお日様のもと無事滞り無く終える事が出来ました。

今年は6年ぶりの二ノ宮神輿渡御。大きいです。重いです。
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ぼろぼろです。


腰も膝も痛くてオートバイどころではありません。
加えて今夏の猛暑ではエアコンの無いガレージに5分以上滞在するのは死を覚悟せなばいけない程の灼熱地獄。
トラも乗っていないのに何故か壊れました…。

盆んも過ぎた辺りから猛暑から一転急に涼しくなった頃合い、6月に車検をとったままそれっきり放置していた59年。
たまには動かさねばと思いこんな面子でカレーを食べに。
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54800円のステッカーをただで貰ってしまいありがとうございますヘルメッツさん!
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そんな中とにかく急に発電しなくなった我が59年ですがエンジン好調あいかわらずの鋭い走りっぷりですが行灯のようなヘッドライトには困りました。
困っていると救いの神が現れるのは日頃の行いが良いからか。
いぶし銀常さんとたまたま二ノ宮の件で話をしていたら、中古良品を持ってるとの事!
もう別体ないからあげるよって事で頂いたのがこちら。
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ダイナモ出力は問題ないので、死亡したのは以前電気式に交換したレギュレターでしょうか?
車検時にはまったく問題なく光量も出ていたのですが、それから2ヶ月半の放置プレイで勝手に死亡していたのですがよくわかりません。
とにかく再びカットアウトリレーに交換してみる事に。
先ずは配線も外箱ないので、以前ダメになったものから移植することに。
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ドナーから必要部分を移植し車体に取りつけ早速テスト。
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ブリブリにアンメーターの針も振り切り、これまた眩いばかりのヘッドライトビームにうれしさあまり調整も疎かに試乗に出たら電圧出過ぎて電球切れました…。
ま、要調整のもとこれで大丈夫かと。
またシート外すのかとおもうと案外面倒ですね。

そんな事をしていたら、長い年月かかってようやく組み上がったT100を見せびらかしにきたエノン。
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美しい仕上がりです。
うずうずして仕方が無いので、オーナー様の許しも得ずに乗ってしまいました。
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じっくりとオールアロイエンジン500ccハブクッションの乗り味を堪能してみることに。
果たしてその乗り味は…ここはひとつ大いに語りましょう。

まずは全く無理が無い感じが好ましい。基本設計の500ccということもあるのか650ccには脆弱に感じられるフレーム強度やフロント剛性もこのエンジンには必要十分。振動の出も同回転数で比べたらおそらく格段に少ないと思われる。ドガンというようなパンチ力は650に比べると大分物足りないが、アクセルの開度に応じてスルスルと回転も速度も伸びていきそのまま何処までも伸びていくような感じがする。ある程度トップスピードまで持っていけばそこからの走りは650に対してもまったくひけの取らない走りが堪能出来そうな気がします。
まだまだ慣らし中ということもあり対して回転をあげて走った訳ではないので多分に期待感も込めた感想ですが、おそらくそれを裏切る事はなさそうかと。
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そんなこんなで、あらためて500ccトライアンフの魅力に惹かれてしまった今日この頃。
じっくりと箱根辺りの山々を走り込んでみたいですね。

ずっとそんな事を考えていたら500ccが欲しくなってしまうのが人間ってもんであります。
このT100のオーナーさん、実は垂涎のナックル乗りでもあります。きっと500のトラなんかきっとすぐ飽きてしまうかな?なんて淡い期待を持ってみるのだがうーんどうやら乗る気満々の様子。まあ組み上がったばかりだしそうそう簡単にいく訳ないか。
暫くはebayを覗く日々…。危うくエクセルシャースーパーエックスに入札しそうになるが430万円のプライスに我に返る。
暫くはヤフオクを覗く日々…。とくに目につくもの何もなし。

何処かに無いもんか良い車両…。

おお!そういえば!
あるではないですか500ccそれもトロフィー。
思い出したのは良くんの56年式。
とは言っても友人の愛車をいきなり売ってくれってのもなかなか失礼なお話。
ここはいっちょう謀り事を巡らしてうまく手放すように仕向けてみる事に。
ふふふ…。そういえばここ最近彼はどっぷりとキャバクラに嵌り嬢にずいぶんと入れ込んでいると言う話だ。先ずは彼の入れ込んでいる嬢に接近をし、アフターの匂いをちらつかせつつ高額なプレゼントをおねだりさせるようお願いをさせる。そして頃合いを見計り56年を手放さないかと話を切り出すってのはどうだろうか。うーむ…この作戦T100にも使えそうだな。

ま、そんな謀り事を巡らす前にまずは正攻法、単刀直入に切り込む事に。
すると…やはり人間誠心誠意、真心込めれば思いは通じるのですね。
忙しくて乗る暇もなくずっと放置しててかわいそうなんで良かったら乗ってくれ!
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ってことで気が変わらないうちにさっそく貰ってきました56年式TR5がこちら。
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シュっとしたタンクに4本線のバッジが良く映えます。
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そして現在身動き取れない状態のガレージ…。
左から56年、59年、60年、右手前62年とすべてトロフィー。
あとはリジッドフレームのTR5があればもう何も要りません。きっと。




著者 阿部 龍太郎
新潮文庫
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戦国武将、藤堂高虎を描いた歴史小説。
阿部龍太郎の著書『蒼き信長』『信長燃ゆ』における新たな信長像に大いに感銘をうけたのにもかかわらず、同書を手にするまではずいぶんと逡巡した。司馬文学における藤堂高虎に対するイメージが強く(三度も主を変えた世渡り上手の武将)なかなか手に取らずにいた。しかし読み始めればなんのその。近年発見された新たな歴史的資料の分析を通じ今までには無い藤堂高虎がここには描かれている。これは面白い!
by trophy1959 | 2015-09-21 22:37 | book | Trackback | Comments(0)

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