something new
2016年 07月 06日
ハンドルバーはどうにもこうにも気に入った形の物がどこにもなく、true classic custom shopに加工を依頼し、綿密な打ち合わせとフィティッング後の数度に渡る微調整により最高のポディショニングを得られた秀逸なる逸品となりました!
でもってこちらは、500トロフィーと合わせて宇宙大戦争にデビューすべくpozidrivにオーダーしたオールハンドメイドによるレザーアイテムの数々。タンクバックは全国のパーセルグリッド愛好家の皆様はもとより、パーセルグリッドが無いオートバイでも取り付け可能だったり、革ひもをあしらえばタウンユースのレザーバックとしても大活躍の逸品!
そして取り付けたるは新品の赤いラベルが嬉し恥ずかしフルリビルドを施したこちらのマグネトー。
本来は60年式に取り付けるはずだったが、今取り付けているマグネトーをはずすのが億劫なのでとりあえず500ccへ。
まあ今さらO/Hのあらましを書いてもおもしろくも何ともないし、何事も起きずスムーズに組み立てに至った記憶しかないはずなのでもういいや。
ふうむ…われながら完璧。
の、はずだったのだが…。
ずっと放置していたダイナモの出力が弱くなってしまい、ならばモータリングなどをしてみようと。完成後暫くしてからダイナモを外す為にタイミングカバーをはずしたら!
あらら?
決して外れてはいけないアレがカバー側にくっついてきて外れてしまったよ…とほほ。
仮組の際、何度もケースを暖めたりしてた時にはびくともしなかったのにこのタイミングでまさかの出来事に暫し呆然とするも、もちろん何事もなかったかのようにエイやっと押し込む。あれれ?今度は取れなくなってしまったです。
さてさてこれはこれは大変困った事になってしまいましたが、もはや宇宙大戦争にはどうしても乗っていきたいので後日どうすれば良いか本格的に検討する事に。
そして珍しく晴天に恵まれた当日の昼下がりついにデビューを果たすのです。
バッグもベルトもそしてエンジンも!この日の為にあつらえた新品でありますが、なんせ乗り手は大分くたびれた中古品。
雑事のため出発が遅れ、完成したばかりの500ccに荷物を載せ作原野外活動施設を目指すひとり旅。
数ある秘蔵の品からチョイスしたルイスレザーもこれまた公道デビューはお初。暑いのを我慢して濃紺に染め抜いた革を身に纏い一路4号線をひた走る。
完成後300キロ程しか走っておらず慣らしを兼ねたキャンプ行であるが、ブルブルとすこぶる快調に距離を稼ぐ。
いつもの集合地点、道の駅『ごか』を右手に見つつ今日は止まらずにひたすら先を目指す。
結局は『みかも』までノンストップで来てしまい、給油と給水と厠をすませ、休憩もそこそこ再び出発。
そんでもって何事も無くひとり旅故のハイペースにて今宵の主戦場に到着。
650とはまたひと味違う乗り味を存分に堪能した後は、リジッドモデルの名残を随所に感じられる美しいフォルムにしばしウットリ。
しかしながらずいぶんと上を向いているウインカーが全てを台無しに。
普段の週末であれば、青山や麻布あたりのレストランでワイングラス片手に乾杯が常なのだが今夜ばかりは勝手が違う。
まあアレです。こちらは寿町経由の玉姫公園風の炊き出しです。
今宵腕を振るう豪腕料理長は変態紳士さん。スマートホンでもつ鍋のレシピをカンニングしつつ悪戦苦闘中。
所変わってこちらは三角公園直々の炊き出しの模様。
輩臭がプンプン漂うキケンな集団に箸をのばす勇気はありません。
そんな喧噪も夜が更け酔いが深まるにつれ少しずつ少しずつ静かになっていき。
夜な夜な到着してきた餓鬼どもが残飯を漁る中。
薪が爆ぜる音が眠気を誘うのである。
nikki yanofsky
16歳にてバンクーバ五輪の開会式で国家を披露したカナダの歌姫の2作目はクインシーとロッドテンパートンによる共同プロディース。冒頭をかざるこの曲はあの名曲のサンプリングがぎっしり詰まった豪華仕様。もちろん前半はハービーのウオーターメロンマン、そして後半はクインシーのソウルボサノバと。