蛇行する川のほとり
2013年 10月 09日
時折雨粒が落ちてくるものの、道路は乾いています。
どうやら雨雲の最前線をようやく追い抜いたようです。
そして予定より30分ほど遅れで到着。
感動のケンタロー君とドスケベさんの対面は如何に!
…なんだか写真もないし記憶も無いぞ!?
すっかり紹介するのも忘れ、トイレに駆け込んだのでした…。
とにかく七ヶ宿でジャンレノさんとケンタロー君と無事に合流を果たす。
絶好調のトロフィー。
おそろしく高価な前後のブレーキに自作リアキャリアのまるいさんの750。
珍しく新緑の福島に来ないなって思っていたら、山形の為にこんなプロジェクトを進行していたようです。
盟友ユーヤ君とともに。
去年はガソリンタンクにトラブルが…今年は!?もう心配なさそうですね!
しばし休憩。
ふたたびぽつりぽつりと雨音が聞こえてきたので、ケンタロー君の先鋒そしてジャンレノさんの殿にはさまれ宿へと向かう。
愛車65年ボニーを駆るケンタロー君。
久しぶりに同世代の仲間たちと走れる喜びが全身にみなぎりオーラさえ発しています。
しかし、走り出して間もなく。
ケンタロー君に新たな称号が!
その名も…。
『ぽろり軍曹』!
シートにくくり付けていたバックがぽろり僕の前に落ちてきた。
あわてて止まる僕たちですが、まったく気がつかずコーナーに消えて行くケンタロー君…。
ちょっと張り切り過ぎだよ…。
そんな出来事もありましたが、最高の山形路を堪能しながら宿を目指す。
国道13号に出るまでの道のりは信号もほとんどなく、ゆるやかな起伏とコーナーが続きトラで走るにはまったくぴったりです。
昨年に引き続き『ヒルズサンピア山形』に。
雨の当たらない場所にオートバイを置かして下さり、とてもすてきな宿であります。
ぽろりケンタロー君の愛機はいつ見てもきれいで、ひとしおの愛情を感じますね。
そしてここからがこのツーリングのハイライト。
そう芋煮会の始まりです。
そそくさと車に乗り換え馬見ヶ崎河川敷まで。
川のほとりでは今にも泣き出しそうな空にも関わらずたくさんのグループがすでに芋煮を楽しんでいます!
われわれも負けじとさっそく芋煮に飛びつきます!
Wトーカイリンさんやスガイさんが万全に準備を整えて待っていてくださいました。
雨に打たれ続け冷えたからだと、日々の生活で荒んだこころに暖かい芋煮がすみずみまで行き渡り、しみじみと皆様のすばらしいおもてなしに感謝するのであります。
愛しのケンタロー君にようやく会え、なんとビールを3本も飲んでしまったドスケベさん。
すっかり出来上がったコメットさんにキム兄。
明日にトライアル東北大会最終戦を控えるA級ライダー赤間さんに、完全走り屋仕様の750トラを駆るまるいさん。
男前ユーヤ君に、いつもニコニコU原君と若手希望の星オーノ君が教え子とのコンパのお願いを…。
山形の御大将松田さんにトーカイリンさんにジャンレノカトーさん、ありがとうございました!
こちらもトーカイリンさん、そしてスガイさん、ありがとうございました!
ようやくツーリングに参加してくれたドスケベさん!
そして最後の締めは。
芋煮の汁にカレーを入れうどんにして食べるのです。
これがまた絶品!
皆様、ごちそうさまでした!
そして今年の芋煮会の残骸は…。
キム兄ではなく。
ゆっくり休んで下さい。
著者 恩田 陸
集英社文庫
高校美術部の香澄、吉野、その後輩の毬子に友人の真魚子が負う過酷な運命が、蛇行する川のほとりに建つ家を中心に繰り広げられていきます。美しくて残酷な少女たちの揺れ動く気持ちと鮮やかに展開する物語にどんどん先を読み進みたくなってしまい、最後は終わってしまうのがもったいなく感じてしまいます。