まあ、あれです。友人からのひと言がやけに気になり、自分はそれまで全く気にしていなかったのにそれがだんだん心の中で大きくなっていき、やっぱりそうなのかな?いやでもそんな事は…いやいやきっとそうに違いない!そんな気持ちの変化ってありますよね。
そんなこんなで『係の女性』という『泡姫』にチップをはずむ彼の『テーラーさんさぁ、やっぱり後ろ走ってて感じるんだけどやっぱり59年の方がすげー回るよね。もう一台の方はさぁ、なんかもっさりしてんだよね。伸びが足りないっていうか。そろそろクランクやった方がイイんんじゃねの?』そんな心ないひと言によってだんだんと上記のような気分になってしまいました今日この頃。

オルタネターを外し、クラッチをバラスのだがクラッチセンターハブプーラーが見当たらない…。 
『ワイが借りとるで!』と偉そうに宣言するのは、たまたま別件で遊びにきたEMWのエノーン。意外と気い遣いのエノーンが『何なら取ってきまひょうか?』と言ってくれるが、明日もまた家にくる予定があるのでそん時でいいですよって事でシリンダーを先に降ろしてしまうことに。 
気になるのはビックエンドの状態。

当初は11月のツーリングが終わってから着手するつもりで計画を立てていたのだが、事情により10月の山形芋煮会も今年は中止ということもあり思い立ったが吉日、平成26年の9月は最終日におもむろにスパナを握りしめ、エンジン/ミッションオーバーホールの航海へと出航。
タンクとシートを外しオイルを抜き、先ずはプライマリー側を分解しエンジンとミッションを分離させる。



ここはやはりプロのエノンに忌憚のない意見を伺いたいものだがさてさてどうなのか?
『全くガタ無いですわ。』
何度も何度も確かめながら、眼鏡をキラリと光らせ『うーんエクセレントですな!。』とひと言。
そんなこんなで今日はここまで。
明日もとに戻しましょう。
本当にこの時もとに戻せば良かったのだが、まあせっかくここまでバラしてしまったので全ての覆いを取り外してみることに。
翌晩、なぜかウチのガレージのマスターキーを持ち自由に出入りをしているエノンが作業台の上に謎のメモ書きとともに置いといてくれたセンターハブプーラーを使い先ずはエンジンとミッションを分離。
その後、どう進めるていくのが正しい手順なのかよく解らないまま、エンジンハンガーにもだえ苦しみながらも車体からエンジンを降ろす。
とにかくここまできたらケースを割りたくて割りたくてしかたありませんね。インパクトを使いカムギヤナットを外したりカムギヤプーラーを使いカムギヤを外したり付けなおしたりまた外したりしますが最後に残ったのはこちら。
ま、せっかくなのでカムシャフトとブッシュのガタを確認してみますが…都合良く『おっ精がでますなー。』と今宵もエノンがやってきたので、ここもまたプロの目線で確認してもらうと。
『これもまた全然いけまっせー。ガタあらへんで。O/Hは時期尚早でんな!ドスケベさんに騙されましたな。わははー。』
そんな訳で今日はここまで。
開始から3日目の夜、エノンがプーラーをもって3日連続して登場。頼りになります。
スモールエンドも良いですなとカメラを向けると照れ笑いの三位一体のTシャツ。
ほんとうは後戻りしたいのですがここまできたのでエイやっとクランクを割ってしまいます。
再度ビックエンドを確認してもらうが、良好このうえない。
それでもメタルは異物を噛んだ跡があるので交換ですね。
E3325のカム山も非常にきれいです。
そんな感じで意気込んではじめたO/Hでありますが日頃の頻繁なオイル交換が功を奏したのかこれといった大きなダメージは今のところなく、洗浄組み付けで終了してしまいそうな勢いでありますが、エンジンの状態を自分の目で確かめる事が出来てそれはそれで非常に有意義な事であると自分に言い聞かせる。
オイル焼けで茶色いだけでケース内にはスラッジはほぼありません。
地獄の黙示録
■
[PR]
by trophy1959
| 2014-10-04 23:49
| movie